横浜真ぐれ会
■2014年3月12日(水曜日)
■外房鴨川:アシカ島
■レポーター:矢上 礼宣
■ タックル紹介
ロッド:マノ ツインパルサー SZ 1.5-485 / 520SZ
リール:リール2500LBD
道 糸:キザクラ 全層セミフロート SP-IMPULSE 2号
ハリス:サンライン ブラックストリーム 1.75~2.5号
ウキ :キザクラ K's Magnas ST 、デリック、STR、D.SUSⅡ+ディンプルMacro
針 :サメ 食わせグレ ケイムラ 4~6号
■ 餌
撒き餌:マルキュー スーパー1(ワン)グレ、爆寄せグレ、オキア
付け餌:マルキューくわせオキアミスペシャル、エビむき
■ 釣果
口太メジナ 20~42cm
■ コメント
以前から鈴木さんと房総に釣行しようと云う話があり、
何とか予定を合わせて鴨川の名礁アシカ島に釣行してきました。
アシカ島は、鴨川沖磯の中でも最も沖合に位置し、
房総では珍しく足元付近から水深が15~20m近くもある潮通しの良い一級磯です。
この日、釣り人は鈴木さんと私の二人のみで磯は貸切り状態でした。
渡礁直後、磯際近くにコマセを入れてみると、木っ端メジナ、
その下に型の良さそうな魚が浮いてきました。意外と良い状況なのでは…と、
いざ釣りを開始してみると、事前の情報の通り表層にはサヨリが群れ始め、
さらにフグも加わり、軽い仕掛けで表層から付けエサを落とせば
サヨリに付け餌を啄まれ、さらに仕掛けを入れると
フグに針を取られてしまう始末でした。
鈴木さんも、コマセワークでエサ取りと本命の分離を試みていたようですが、
幾らやってもフグに針を取られてしまうと頭を抱えていたようでした。
私も、付け餌を剥き身にすることでサヨリは回避出来ましたが、
フグはどうにもなりませんでした。
予報では、昼前ぐらいから南西風に変わる予報でしたので、
潮が動いて南西風が吹き始めて海がざわつき始めたら、
状況も好転するのではと期待をしていました。
そして、期待通り潮が動き始め、南西風が吹き始めたら、
D.SUSⅡ(2B)+ディンプルMacro(3B)を組み合せた仕掛けを組み、
磯際から払い出す潮の中に仕掛けを流してみました。
しかし、相変わらずフグが邪魔をして針がとられてしまう状況に
変わりありませんでした。
磯上がりの時間まで余裕も無く、
また、南西風で海が荒れ気味なので早上がりもあり得ると思い、
もう時間も無いのでD.SUSⅡ+ディンプルMacroの仕掛けのまま、
エサ取りのフグを躱すために磯際べったりを狙うことにしました。
両脇にサラシが立って沖に向かって払い出しが出来ている間、
比較的静かな磯際にコマセを打ち、海面から付けエサを投入し、
ハリスが馴染むのを見計ってゆっくりと下ウキ、
上ウキも海面下に投入していきました。
すると、下ウキが磯際に向かう流れを受けて、
仕掛けが見事に磯際に止まってくれました。
しばらくすると上ウキが消し込み、30cm無いぐらいの口太メジナが掛かりました。
磯際のちょっと先にフグが見えますが磯際までは近付いて来ません。
これはと思い、同じ要領で再度仕掛けを投入してみると、今度は竿引きの当たり。
上がってきたのは、乗っ込みで腹を膨らませた体高のある、
42cm程の口太メジナでした。
さらに釣りを続けたいところでしたが、
南西風で海が荒れ気味となり30分早く船が迎えに来たため、
急遽道具を片付けて磯を後にしました。
上がってみると、鈴木さんも、あのフグの中、30cm強のメジナを掛けられており、
また、リリースしたものも含めると
足裏~30cm程のメジナは多数掛けておられました。
鈴木さんも仰っていましたが、伊豆半島と比べると、
房総の海はエサ取りも含めて生命反応が比較的多く感じられ、
アシカ島のような深場でも
メジナの棚は竿1本も無い浅棚であることが多い気がします。
房総の海は、伊豆半島とは違った難しさ、面白さがあると思います。
房総の磯に興味を持たれる方がおられましたら是非同釣をお願いしたい次第です。
また、今後は、なかなか良い釣果の出せていない伊豆半島にも
積極的に挑戦したいと考えております。
是非、プライベートでも同釣、ご指導の程頂きたくお願い致します。